事業や投資を発展させて財産を拡大するために、作った財産をより拡大させるために、その財産を一族の永続的な発展のため承継させていくために、いずれのステージにおいても、会社設立はその目的最大化のため必要不可欠なものといえます。
しかし、実際に会社設立を検討してみると、今の利益や財産規模で会社を設立するメリットがあるのか、本当に相続税対策になるのかなど、判断に迷うところが多くあります。
お客様が会社の設立を検討されたということは、会社設立のメリットを想像したからだと思います。お客様ごとに状況は異なりますので、メリットと感じたものに対して、会社設立のデメリットを受け入れることができれば、会社設立を進めていくべきと考えます。
会社設立の一般的なメリットとデメリットが、必ずしもお客様に該当するとは限りません。お客様ごとの置かれた状況に、一般的なメリットとデメリットを照合する作業が必要になります。
ただ、本やWEBから会社設立のメリットやデメリットを確認し、ご自身に当てはめる作業は時間がかかりますし、最適であったかどうかも定かになりません。
会社設立手続き自体は簡単ですが、会社を設立する以上、その目的を最大化するため、しっかりとした組織体制を築く必要があります。土台がしっかりしていないと、その後の拡大や承継が不十分になります。
そこで、しっかりとした土台を築き、今後の拡大や承継を目指していきたいお客様に向け、当会計事務所では会社設立の個別相談を実施しています。
ご相談頂ければ、所得税が高いとか、相続税対策を考えているとか、漠然としたものでも結構ですので、お客様の状況をお聞きし、会社設立するうえでの論点整理をしていきます。
また、会社を設立すると決めた後も、どのような会社を設立するか(株式会社、合同会社、場合によっては一般社団法人や一般財団法人)、会社を設立する目的の最大化を図った組織設計、会社設立後の運用方法、個人からの会社成りの方法などを検討し提案しています。